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資機材及び流出油防除チームが配置・配属されている3ヵ所の管区沿岸警備隊司令官は、各管轄区域において、沿岸警備隊国家油汚染オペレーションセンター(NOCOP:National Operations Center for Oil Pollution, Philippine Coast Guard)所長と共同で、これらの財産を使用する権限を与えられている。

 

5.4.3 整備及び運用
OSPAR資機材はNOCOPにより整備されており、実際には各管区沿岸警備隊が指定するNOCOPの各海洋汚染防止事務所(MEPO:Marine Environmental Protection Office)が整備を担当している。

 

5.4.4 データベースネットワーク
沿岸警備隊は、NOCOP経由で、国内(local)の油流出事故についての情報を、アセアン地域における海難報告制度(MIRSAR:Marne Incident Reporting System for ASEAN Region)の指針を利用して、インドネシアのジャカルタにある、アセアンOSPAR主局に情報を提出するようになっている。

 

5.4.5 1995〜1996年活動状況
1) OSPARマニラは、マニラ湾内における流出油防除作業において、油処理剤2ドラムを消費した。
2) マラヤン曳航・救助(株)のバージ“ATRAS”に、OSPARマニラ資機材及び要員を搭載・配属した。
3) マニラ湾(フィリピン海軍日)及びパラワンのプエルトプリンセサ市(環境月間)並びにサンボアンガ デルノルテ州ディポログ(Dipolog)市のビーチリゾート タカカ(ボーイスカウト百年祭)における、MARPOL運用実演会時に、OSPARマニラの固形式オイルブーム及び油回収装置を使用した。

 

 

 

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